製造業DXが進まない?
DXが進まない
多くの場合、製造業企業ではDX開発をやると号令だけが掛かりながら
具体化が一向に進まない傾向にあると思います
業務側の人はシステムが何をできるか分からないし
IT側の人は業務をどう変えたら嬉しいのかイメージできない
IT側もウェブは分かるけど機械学習や数理最適化は分からなかったりするし
機械学習をやろうにも業務ドメインの知識が足りないとなかなか精度が出ない
そうして進まないままコンサルに金だけ払うようなケースが発生します
PoCをやろう
そういう時に何をすれば良いかというと
例えば僕のように業務ドメインをベースに機械学習もできるようになって
ウェブアプリも作れるようになってしまえば良いわけです
機械学習モデルが作れてウェブアプリも自作できると
PoCも自分で回せるようになります
そして多くの場合、動くPoCアプリが来ると
要望が山のように出てきて、あっという間に具体化が進みます
大抵の場合、新しい課題を解決する機械学習モデルや
数理最適化モデルを作ることになりますが
これも自分たちで開発できればすぐに着手できます
それで形になったら後は外部ベンダーさんに頼んで
システムとして完成させれば良いわけです
セキュリティや可用性はそこで確保することができる
工数の壁
と言っても少し前までは工数的な限度がありました
何でも自分たちでやろうというのは結構無理があります
まず、一通り学ぶだけでも大変です
そもそも業務ドメインについて一通り理解するのに大抵の社員は何年もかけます。機械学習や数理最適化も原理を理解してちゃんと試行錯誤できるようになるまで学ぶべきことは山ほどありますし、ウェブアプリ開発で知っておくべき知識量も大変なものです。ウェブは覚える事が増えすぎて、バックエンドとフロントエンドで別のエンジニアがやっているぐらいですし、4人分の知識を身に着ける必要があるような状態です
頑張って大枠を理解して困らないレベルまでは到達できたとしても、そこから先の実務になると作業工数が現実的な壁になった立ち塞がりました。機械学習でもウェブアプリでも、コードを書いて動かしてデバッグしてとやるにはかなりの工数が必要でしたので、途方もない時間働くか、それなりの人数を入れてやるかしなければなりません。この領域は適応課題的に正解がないところに答えを出しに行くような仕事ですので、考えて動ける人が必要ですが、大抵の製造業では一線級の人材はメイン業務に取られているのでDXチームなんかにそういう人材は回してもらえない
そんな中で細々とやるしかない企業も多かったのではないでしょうか
FDEとAI
そこに、Claude codeなどのAIツールがやってきました
この手のツールが一番得意なのがPoCです
機械学習の試行錯誤もウェブアプリの試作もびっくりするぐらい早くできるようになりました
そうなると後はひたすら考えては試す、これを最大限爆速で回し続けるだけです
ここで自分で考えられる人の重要度が上がりました
私の所属部署でも以前は自走は出来ないが手を動かす担当というのがいたのですが
正直要らなくなってしまいました。いま必要なのは自分で考えて次を試せる人材です
具体的な指示をしないといけないならClaude codeに指示した方が
早く結果が返ってきます
AIはしばしば勘違いしたりポンコツになったりしますが
取り繕ったり曖昧にごまかそうとはしませんので
ちゃんとチェックすれば良いだけです
人間だって勘違いはしますからチェックはどのみち必要です
これまでDXと言いつつ進まなかった
製造業企業でもDXを進められるチャンスが
今まさにやってきたのだと思います